九五年、突然変異のようにヒットしてすぐ消えたイギリスの十代少女二人組「シャンプー」や相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」はそんな手法を使って成功した例だ。「何度も何度も聴かせて、自分で買いたいと思うまで落とし込む。耳にする頻度が上がるほど認知度が上がる。校内放送も、有線放送と同じ媒体のひとつです」(大手レコード会社の宣伝課長)以上は九五年から九七年前後の話である。首都圏の女子高校生の間で流行させ
自分で買いたいと思うまで落とし込む... の続きを読む
家族は猫に私の部屋に入ることを禁止した。つまりはいつも少しだけ開いていた私の部屋の扉もしっかりと鍵が掛けられることになった。猫の散歩も私がすることはなくなった。それから医者の指示通り、この散らかった古い家も隅々まで掃除がなされた。カーペットや玄関マットにはダニやノミを退治する殺虫剤をかけられた。家のなかをいつも舞っていた猫の白い毛も極力掃除された。私の部屋には空気清浄機が設置された。おかげで私はだ
部屋に入ることを禁止... の続きを読む
今までの習慣がありますから、日常診療にかかわる場面ではどうしても「医療」という言葉を多く使うことになるでしょう。この節の最後に、医療の専門分化に伴って患者の「人間」への配慮がいっそう重貼唱要性を増してきたことを付け加えておきたいと考えます。「医者は病気、看護婦は人間」というような奇妙な分業論がかつて現われたが、ソシアルーワーカーや心理士など(外国の場合は、宗教家も病院に出入りします)が加わると、と
一〇〇年前のオスラーの言葉... の続きを読む
ヨナ抜き音階(長調)は「ドレミソラド」となります。民謡音階の「レミソラドレ(「ラドレミソラ」と言っても同じ)と同じ楽音構成ながら、テトラコルドは作らず(つまり核音に支配されず)、(和声の支配を受ける)西洋的な音の進行を可能にする。この点が、「ちょっと違う」の意味です。実はスコットランド民謡の(蛍の光)や(故郷の空)(♪「夕空晴れて……」大和田建樹作詞)も、基本的にドレミソラだけの音階でできているこ
民族のしらべを“滅菌”する... の続きを読む