自動車教習所では滞在するゲストに、布団の上げ下ろしなど、身の周りのことは自分でするようにお願いしています。さらにはボランティアで、トイレ掃除や校内清掃などもやっていただいています。私はこれを、ゲストに対するサービスのつもりでいます。布団の上げ下ろしやトイレ掃除がサービスというと奇妙に聞こえるかもしれませんが、実際、卒業生たちは「自動車教習所にきてよかった」「貴垂な体験をしました」と、感謝の声を送ってくださいます。身の周りのことを自分でやることは、「自立」につながります。掃除をすることは、「奉仕の心」を学ぶことにもなります。自分でやってみて、そのことを実感するから、ゲストも感謝してくださるのでしょう。サービス業というと、とかく店側かお客様に「何かをする」ことをイメージします。しかし私は、ゲストに「していただく」のもサービスだと思うのです。それも喜んで、していただけるようにする。Mマネーを導入したのは、そういう気持ちがあったからです。私はゲストに対する究極のサービスは、Mランドに関することをすべて、ゲストにしていただくことだと思っています。掃除はもちろん、極端にいえばインストラクターもしていただく。ゲストがゲストに、道路のマナーや法律、運転技術などを伝え、私たちはそれをただ見ているのです。さらにいうなら、経営もゲストにお任せする。いまMランドには、「Mランド−クラブ」という卒業生たちの会があります。会員の人たちには、自動車教習所まつりに協力してもらったり、Mランドで開かれる交流会に参加していただいたりしています。彼らはいわばMランドのファンで、Mランドのために、いろいろなことをしたいと思っています。そんな彼らに経営を任せられれば、どんなにいいでしょう。たとえば自動車教習所の株式を細分化し、誰でも簡単に買えるようにする。一口が一万円、二万円といった金額なら、若い人でも簡単に買えます。そして小口の株主として、経営に参加してもらうのです。参加の方法には、いろいろなものが考えられます。卒業生の多くは、東京や大阪といった都会にいます。彼らが知人などにMランドのよさをアピールしてくれれば、それだけで大きな宣伝効果があります。もちろん自動車教習所まつりの運営に携わってもらうこともできますし、Mランドをもっとよくするためのアイデアを提供してもらうのもいいでしょう。Mランドのファンが集まって、Mランドをさらにすばらしい教習所にしていく。私が最終的に求めるのは、そんな姿なのです。
[参考サイトのご紹介]
東京都の自動車教習所・自動車学校コヤマドライビングスクール
http://www.koyama.co.jp/