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MACD(マックディー)でトレンドをみる

MACDはオシレーター系の指標すなわち相場のモメンタム(勢い)を読む指標の一種です。日本語に訳すと「移動平均収束拡散法」という意味ですが、カンタンにいえば、短期の移動平均線と長期の移動平均線のカイリ度合いを滑らかな曲線で表示し、その曲線の移動平均線との交差具合いをみるものです。本によりいろいろな紹介のされ方があるようですが、私はこれを「順張り系」の指標として活用しています。こういった指標を使い分けるうえでいちばん大切なことは、「順張り系」なのか「逆張り系」なのかを把握しておくことです。順張りというのは、上がりつつあるものを買う、あるいは下がりつつあるものを売るというやり方で、逆張りとは、下がってきているものを、(もう下がり過ぎだからと)買う、あるいは上がりつつあるものを、(もう上がり過ぎだからと)売るやり方です。したがって、順張り系の手法は、なだらかにトレンドを形成している場面ではそのサインどおりに売買をすると効果を発揮します。逆に、上下動しながらのもみ合いの場面では、サインどおりの売買が裏目裏目に出て精度が落ちます。逆張り系の手法は順張り系の手法と逆に、なだらかにトレンドを形成している場面では損が膨らんでいくことが多く、上下動しながらのもみ合いの場面では、うまい具合に利益を上げることができます。サインの読み方は、(1)MACDが0ラインより上で向きが上から下に向いてシグナルラインを下抜けしたときは「売り」、逆に0ラインより下で向きが下から上に向いてシグナルラインを上抜けしたときは「買い」というものです。(2)また、MACDが0ラインを上から下に抜けたときは下降トレンド、MACDが0ラインを下から上に抜けたときは上昇トレンド、という読み方もあります。したがって、0ラインより上にMACDがあるときは一応上昇トレンドにあると考えられますから、0ラインより上で、下向きから上向きに転じたときなどは押し目買いのチャンスという読み方もあるようです。しかし、私自身は経験則から、(2)の使い方はしていません。基本的には(1)を中心に使い、(1)を満たせば、「売買に備えるサインが点灯した」と判断します。そして、MACDで買いサインが点灯し、かつ、次項に説明するスローストキャスティクスでいいタイミングだと判断されるときに、買い出動するのです。また同様に、MACDで売りサインが点灯し、かつ、スローストキャスティクスでいいタイミングだと判断されるときに売り出動すればよいのです。ちなみにMACDでは、何日と何日の移動平均線のカイリ線をとるか、そのラインの何日の移動平均線をシグナルラインとするかにより(こういう設定を「パラメーター」といい、自分で自由に変えることができる情報画面もあります)、その位置や曲がり方が変わってきますが、私の場合は一般的な12日、26日、9日という組み合わせを使っています。